タイ社会と華人

中国本土中国人が持つ反日、仇日感情は相変わらずですが、タイには、公的データでは中国系の人たちが約10%、約800万人もいると言われています。
中国外では華僑、華人と呼ばれますが、華僑は、中国国籍のままでタイなど現地に居住する人々を指し、華人は現地の国籍を取得し現地化同化した中国系の人々を指す、と言われています。

タイの華人は、経済界は言うに及ばず、王室、王族や仏教界、歴代首相と、ありとあらゆるポストで活躍しており、今年就任した新首相も華人の血が流れていると言われ、身近には弊社代表のタイ人の友人や友人の配偶者にも、華人もしくは華人とのハーフ、クォーターがごくふつうにいます。

タイ語を話せ、タイ人だという意識があり、現地化、同化していれば、血統的な祖先が中国人であってもタイ人(華系タイ人)と見做され、逆に、タイ語が話せなく、タイ人意識のない、例えば、近年のニューカマーの中国人は、華僑、すなわち外国人となるようです。

華人を中心にマレーシアから分離独立した国家が、シンガポールですが、タイ近隣のマレーシア、インドネシアの華人とタイの華人の立ち位置を比較すると興味深いです。さらに日本での華人の位置付けも併せて比較するとおもしろいと思います。

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2024(仏暦 2567)年11月26日